星の数ほど

自分語り癖オタクの備忘録

歌合 乱舞狂乱の所感 【ネタバレなし】

 

 

 

 

 

 

Remember:2019/12/22 Matinee

 

 

歌合、広島公演に行ってきました!

 

らぶフェスに行き始めてから、年末にこういうお祭りがないと年を越せない体になってしまい、どうにか広島のチケットを取って行きました。(しかし終演後にソワレの当日券ありますよ!とアナウンスがあってびっくりした。)

 

席がアリーナの後ろのほうだったんですが、めちゃめちゃでかいホールというわけでもなく、モニターもあったため結構見やすかったと思います。双眼鏡持って行ったけど、始まって早々に「構えるタイミングが分からねぇ!」とカバンに捨て置きました。それでも満足できた公演だったなと思います。

次は愛知に行く予定なんですが、その時は流れが一応分かっているので双眼鏡も無理なく使えるかなと思います。細かい表情とか見ておきたい。

 

ペンライト、色固定ができたから楽になるじゃん!......と思いきや、なぜか変なタイミングで長押ししてしまい固定が狂うという失態を何度も犯してしまったため、色替えに時間がとられていました。この曲を歌ってるのは誰か、というのも初回には追い切れず、適当な色で振っていたことも多々......。次はちゃんとできるかなぁ......。

 

 

終わってまず思ったのが、

みんな、これよくネタバレせずにいられるな......

ということ。

 

こんなすごいの見ちゃったら絶対喋りたくなりません!?今まで秘匿してきた審神者のみなさん、すごいなぁ......。

 

でもやっぱり、これはネタバレなしで見てほしい!というのは分かります。ネタバレNGじゃないとこの衝撃は受けられない。ありとあらゆる場面で驚かされ、半分くらい口を開けて見ていたような気がする。

 

これから初参戦という方、どうかネタバレにはお気を付けください。一部マシュマロでネタバレ爆撃とかあったらしいので、そちらもご注意を......。

 

 

さて、ネタバレなしで感想を、と思うとどうも難しい。

とりあえず思ったことを書きます......。

 

 

 

 

 

 

知識や教養があるとより楽しめる、歌合

 

まず思ったのがこれ。これまでのらぶフェスでもその傾向はありましたが、歌合は特に知識・教養がものを言いそうだな、と。繰り広げられる展開の「元ネタ」が分かっていれば、もっと鮮やかに納得した『何か』を受け取ることができそうだな、と思った。

「どの分野の知識・教養か」を言ってしまうとネタバレにつながりそうなので伏せますが、題にもなってる歌合に関する基礎知識と、考察合戦もあった「イネイミ」のことが分かっていれば、ある部分は深く納得できると思います。

 

私は帰りの新幹線でツイッター検索をかけ、ふせったーに書かれている諸々を読みまくり、元ネタ探しに奔走しました。それでもまだ分からないことはたくさんあって、おそらく受け取れているものは少なそうだと感じたので、次回何か掴めたらとは思っています。

 

 

 

脚本や曲目

 

今回、脚本家さんがたくさん関わっているということで、オムニバスやアンソロジーのような雰囲気が強い。「これ見たかったんだよね!」という喜びもあり、「こう来るの!?」という驚きもあり、いろんな角度から描写されているので、とにかく満足度が高い公演だと思います。

 

端的に言うと推しがいる人はみんな死ぬので覚悟しといてほしい。

 

出番の多少はあれど、まんべんなくスポットが当たっているという印象だったので、誰を推していてもきっと嬉しいだろうなぁと思いました。推しは序盤でとんでもなく素晴らしい活躍をしていたので、その場面が見れただけでもチケット代以上の価値があったなと思います。

個人的に刀ミュでここまでゲラゲラ腹抱えて笑ったのも初めてだったので、めちゃくちゃいい経験になりました。あれ誰の脚本なんだろう......めっちゃ面白かったな......。

 

曲に関しても、「あの男士がこの曲を!このパートを!」という驚きにあふれていて、とにかくステージに釘付けになる。そしてみんなカメラに抜かれるのがすさまじく上手くなってるので、決めポーズとかもうバッチバチに決まります。パフォーマンスがこなれてきたので、見てて不安になることもなく純粋に楽しめた。

 

  

 

キャストの深化

 

「刀剣男士は人ではなく付喪神なのだ」ということを強烈に感じる舞台だったと思う。人ならざるものが舞台上で踊り、歌うという圧。2018の祭りとはまた一味違った凄みやプレッシャーがあり、緊張しっぱなしだった。

 

一振りでもすごいのに、束になってかかってこられたら敵いはしない。覇気や神気ともいえそうなオーラがびしびしと伝わってきて、とんでもないものを見てるんだなと圧倒された。

 

そんなすごい神達が、私たちのことを主と呼んでくれる、審神者だと認めている。これには少し恐怖すら感じたりもした。いや私ただの人間だし......そんな、あの状況で「主!」なんて声かけられたら固まるしかない。私たち審神者と刀剣男士の間に一本の境界線をひきつつ、歩み寄ってきてくれたような感覚すらして、ただただ畏れ多かったです。

 

 

 

「誰か」を挙げるとすれば、やはり声が多いのは青江と鶴丸なのではないか。

 

青江に抱くものは純粋な「恐怖」。叫びだしたくなる恐ろしさ。

じっくりゆっくり、その手で首を絞めつけられるような圧が少しずつかけられて、息をするのも忘れてしまう。彼の世界に引きずり込まれていく錯覚すら感じる。じわじわと闇が広がって飲み込まれる恐怖、この空間に自分と青江しかいないのではないかとすら思う。

 

誰だ、青江にあれをやらせようって言ったのは......。完璧すぎて言葉が出てこない。

青江ならきっといいものを見せてくれるはず、と設けられたハードルを優に超えて、というかぶち壊して魅せていただいたので、非常に満足です。いろんなキャストとオフショを撮るタイミングも難しいくらい忙しいのに、あのクオリティが出せるプロフェッショナル。頭が上がりません。

 

 

 

一方、鶴丸に抱くのは「畏怖」。

葵咲本紀で颯爽と現れた期待のスーパールーキー、鶴丸国長。おぼこい顔とその若さで第一印象から審神者を驚かせた彼は、幕が開けば大喝采を浴び、今は誰もが認める『刀ミュの鶴丸国長』となった。歌合での彼への期待値は上がりに上がってて、私もどうなるんだろうとわくわくしていたのですが。

 

彼の深化は、とどまることを知らなかった......。

 

よく通って深みのある低音、キレよく響き渡る歌声。彼は迎えられるべくして刀ミュに入り、鶴丸国長に『選ばれた』のだと感じた。威風堂々という言葉がふさわしい御物は、もうずっと前からこの本丸にいたような馴染み方をしている。

 

たった一語で、一瞬にして場に緊張感をもたらし、その鋭いまなざしが何よりも雄弁に語りだす。葵咲でもすごいと思ったのに、彼はまだ深く潜っていく。大千秋楽、彼はとんでもないことになってるんじゃないか。

客席で肌が粟立ち何度も唾を飲み、ただ目を見開くことしかできなかったけど、写真のように切り取られたあの光景を、忘れることはないと思う。

 

 

 

歌合、すっっっっごい楽しいです。

お芝居の比重が大きいゆえに歌のことがほぼ思い出せないのが残念ですが、あと何回か見れるのでそこで補完しようと思います。

 

きっと大千秋楽が終わったら知識が結集されて、歌合の全貌やメッセージも見えてくるのでは、と期待しています。